仙台レポ②ではMCの内容を中心に書いていきたいと思います。2部はMCが長めだったため、ライブ時間が2時間弱となりました。

ライブレポの前半では記載しませんでしたが、アンコールがまさかの「Rockon Social Club」

ライブの早い段階で「TIME ZONE」「秋」「DAYBREAK」が演奏されたので、アンコールは何の曲をやるのだろうと思っていたところ意表を突かれました。

東北はZeppツアーの開催地ではなかったため、男闘呼組LAST LIVEに組み込まれたのだと思います。当然、寺岡呼人さんはいないRockonでしたが、もともとRockonは参加メンバーが流動的なバンドとなる予定だと思いますので違和感はありませんでした。Foxy LadyやRolling Thunder Babyの演奏はありましたが、ほぼ男闘呼組であることは変わりありません。

最後のカーテンコールの際に、健一さんと和也さんが何やらごにょごにょ話をした後に、和也さんが「We’re~!!」と叫びました。客席からは「男闘呼組!」「Rockon!」両方の声が返ってきましたが、男闘呼組の方が圧倒的に多かったと思います。(ごにょごにょ話している二人の距離が近い近い。もはや恋人同士にしか見ませんでした。そんな仲の良さを見られるのも至福の時です)

自分勝手の前奏では昭次さんが思いっきり足を広げてギターを演奏しくれるのですが、その姿がかっこよすぎ。1988では見られなかった昭次さんの変化でした。変化と言えば、DAYBREAKの大サビ「俺たちの夜が明ける~♪」では、伏し目がちに歌うのが恒例になっていましたが、この日は目線を上にあげて1階、2階の客席を見ながら歌ってくれているように感じられました。

アコギコーナーの前に、「せっかくなんで昔話をしたいと思う」と耕陽さんが口火を切ってくれました。昔どこぞやで語られた昭次さんが海でくらげに刺された事件を詳細に語ってくれました。

昭次さんは相当痛い想いをされたのですね(笑)他のメンバーは同情するより爆笑していたと思われ・・・腫れあがって足が3本になってしまったと笑いを交えながら表現してくださいました。

昔は海の近くで仕事があることが多かったようで、服のまま海に飛び込んでしまったことも結構あったようです。健一さんはぼそっと「(海に入ることは)本当はあんま好きじゃない。日焼けするから」と。昔は今ほど日焼けに対してnervousになる方はいなかったと思うのですが、健一さんらしい発言でした。

ちなみに1部のアコギコーナーは「Midnight Train」だったのですが、初めて3人が椅子に座って演奏するスタイルになっていました。

和也さんは、昔毎年夏に家族で仙台に来ていたそうです。泉区、七北田公園というwordが出ると会場が盛り上がり、「そこ、そんなに盛り上がるんだ」と健一さんに突っ込まれました。地元民からするとお住まいのテリトリーに定期的にメンバーが来ていたと知れば盛り上がりますよね。個人的には七北田公園というと、フィギュアスケーターの羽生結弦さんを想起してしまいますが。

みんな最高!めちゃくちゃ最高!仙台に来てよかったぜ!と和也さんが叫んでくれたことが嬉しかったです。

「まさか仙台でライブをやれるなんて、4年前には思っていなかった。10年前も考えていなかった。でもこうやって皆さんと会う前に27年間メンバーに会いたかった。練習してこうやって皆さんと同じ時間を過ごして本当に幸せです。長生きして、また会いましょう。」(健一さん)

「仙台にこられてよかったです。30年ぶりになるのですが、本当にみんな素敵ですごいパワフルで、今日はすごいたくさんパワーをもらいました。ありがとうございます。3年前は、まさかバンドを再始動させるなんて夢にも思っていなかったのですが、努力してめげないで頑張れば先が楽しくhappyに過ごせることをいま男闘呼組のライブをやりながら日々実感しています。本当に感謝しかないです。ありがとうございます。今度はRockonで仙台に戻ってくるので、身体を大事にたくさん睡眠とって、ご飯もたくさん食べて、またRockon仙台で会いましょう!」(昭次さん)

「みんなほんと最高!ありがとう。僕たちが活動していない30年の間に本当に色んなことがあったと思うけれど、仙台の人、東北の人はものすごいつらい思いをされてきたと思います。でも、こうやって久しぶりに来た僕たちに会いに来てくれるってことはすごい嬉しいです。男闘呼組としては仙台の地では最後になりますけれど、Rockonでまた仙台にきます!」(耕陽さん)

「こうやってこの4人の仲間とみんなとこんな日が来るなんて思っていなかったです。でも今こうやって現実にみんなと一緒に、、、もう最高です。。。感謝します。4人を深くもう一度結び付けてくれたあの曲をみんなに捧げます」(和也さん)

そして感動のフィナーレへとつながっていきました(詳しくはレポ①で)

演奏が始まる前に耕陽さんは眼鏡をはずし、涙をタオルで拭っていました。。。

悲しみは簡単に癒えるものではありません。時の経過の中で多くの人にとっては風化していくような出来事であっても、特に大切な人を失った方は、ずっとその悲しみを抱えながら生きていくのだと思います。どんなにつらく苦しい状況であっても色んなものを背負って生きて行く事、それが残された者の使命だと感じることが多いのですが、つらく悲しいことの中にも、今回のライブのように「本当に生きていてよかった、この場所にいられてよかった」という時間が確実に存在していることを体感でき、救われる思いでした。

男闘呼組のメンバーはいつもライブで「ありがとう!」と言ってくださいますが、こちらこそありがとう、なんです。4人がまた集まって、こんな奇跡的な場を作ってくれて、忘れることができない感動を心に残してくれて。。。健一さんのいう通り長生きしないといけないと思いますが、今死んでも悔いなし、と思えるほどのライブでした。感謝しかありません。

全国ツアーはまだまだ始まったばかり。これからも全国各地で様々なドラマがあると思います。それぞれの開催地で参加される方全員で、さらには参加は叶わなかった人たちの「思い」をのせて最高のライブを作り上げて行きましょう!



仙台1部セットリスト

1.ジャニーズ A GO GO
2.Rockin’my soul
3.Burn it
4.Party
5.CROSS TO YOU
6.Midnight train
7.翼なき疾走
8.TIME ZONE
9.秋
10.DAYBREAK

アンコール

11.Foxy Lady
12.BACK IN THE CITY
13.自分勝手
14.Rolling Thunder Baby
15.パズル


仙台2部セットリスト

1.ジャニーズ A GO GO
2.目で見ちゃだめさ
3.Burn it
4.赤ちょうちんで暮らせ
5.YO-YO
6.Thursday morning
耕陽ピアノソロ
7.ロックよ静かに流れよ
8.TIME ZONE
9.秋
10.DAYBREAK

アンコール

11.Foxy Lady
12.自分勝手
13.Rolling Thunder Baby
14.パズル

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