男闘呼組2023 THE LAST LIVE 大宮レポ

大宮ソニックシティは、1992年8月1日に男闘呼組ライブが開催された場所で彼らにとっても最高に盛り上がったライブと記憶されているようでした。1993年7月30日に行なわれるはずだった幻のライブが、30年の時を経て実現しました。

いつもに増して会場の熱気は高かったように思います。前日に行われた仙台公演とはまた一味違った感慨深いライブとなりました。

セトリの入れ替えがあるものの、基本的な枠組みは大きく変わらない中で、公演ごとに見どころ(伝えどころ)がたくさんあるところがライブの醍醐味でもあり、彼らのすばらしさでもあると思います。

オープニングの「ジャニーズ A GO GO」では、これまでも昭次さんが和也さんの後をおっかけてかっこよく「TOKYO JOHNNY'S ROCK A BABY」とデスボイスでキメてくれていましたが、今日は「OMIYA JOHNNY'S ROCK A BABY」と開催地に合わせて変えてくれていました。もともとこの曲は、前奏から効果的なドラムのサウンドと和也さんのささやくような歌声が彼らが徐々に近づいてくるような雰囲気を醸し出し、ステージのライトが一気に明るくなった瞬間に昭次さんのギターのリフが響き渡るという演出。コアなファンではない方にはあまり知られていないこの曲を和也さんの高いテンション、昭次さんのギターとしゃれた演出、そしてサビの部分のアレンジでオープニングを飾るに相応しい曲になっているように感じます。

和也さんの叫び声は天下一品。テンションあげあげになるので、血管が切れない程度にじゃんじゃん叫んでほしいと思います。

いつぞやに「僕らが1番の男闘呼組ファン」と言っていた言葉どおりピカピカキラキラの4人がここにありました。

オープニングの挨拶で「大宮!帰ってきたぞ~!31年ぶりっ!ご無沙汰!恐ろしいよ、31年も経っちゃった(笑)」と和也さんが言っているとおり、久しぶりの男闘呼組見参

「31年ぶりということで、、、31?まだ生まれていない人もいると思うけれど、当時と景色が変わった。みんな素敵になった。今日は悔いのないように皆さんと過ごす時間を楽しんでいきたい。夜公演のことなんて考えてない」と健一さん。

「皆さん元気?僕も元気!あたしも元気!モリモリ!(牛乳をby耕陽さん)GOKUGOKU!!」「久しぶりに大宮に帰ってこれてめちゃくちゃ嬉しいです。最高な時間にしたいと思う。」と昭次さんも会場を盛り上げてくれました

前回は1991年昭次の誕生日。当時はやんちゃでした。みんなもやんちゃだした。健ちゃんの足を引っ張って客席に引きずり降ろされたけど、めっちゃ嬉しそうな顔をしていた。(これは振りだよ、と耕陽さんが言うと、健一さんが客席に向かって行こうとして止められてました)成田先生は、おそろしいことに客席に飛び込んでいってました。(というと、昭次さんが客席に飛び込もうとする振り)

「俺たちみんなの光はどこにある?!今子此処にしかないんだぞ!一緒になろうぜ!」という和也さんの呼びかけで最高の盛り上がった「YO-YO」

「あれから3年の月日は流れてはいったが~♪」の部分を「あれから31年の月日は流れてはいったが~♪」と歌詞を変えて歌った昭次さん

昔の懐かし話では、92年当時のお話をしてくださいました。「まさか92年の頃、活動休止になるなんて思ってもみなかった」(健一さん)「めちゃっくちゃ楽しかったよね」(和也さん)「92年はね(笑)」(耕陽さん)「93年もここでライブをする予定だったんだけど、ようはみんな自分勝手だったんです。好きなことをやりすぎちゃって今に至ってる。あれがあって、休止があったから今ここがある。ちょっと丸くなって・・・和也まるくなってる?」(健一さん)「オレ、丸くなったよ。だって30年間のあいだに相当大人になった。」(和也さん)

という会話展開になって、いつもの「丸くるな!星になれ!」に誘導されていました。会場みんなで星になろうという話になり、隣の人の顔を攻撃してしまうかもということで止めそうになったのですが、結局はみんなで星になりました(笑)。和也さんが星になっている時に、一緒にうしろで青山さんが星になっているのが、かわいかったです。

パラオで明星の撮影があった時に、すっ裸にハスの葉っぱ一枚にさせられたこと(写真は男闘呼組公式インスタのストーリーにアップされています)その時、和也さんが作った「大丈夫だって本当に~don't worry don't worry」という歌が生まれたこと。その歌をメンバーそれぞれが披露してくれたこと(健一さん最初歌うことを拒んでいましたが、和也さんに「君だけに」は歌ったじゃないか!と突っ込まれ歌ってくれました)。その後のアコギバージョンの「Midnight Train」とのギャップが萌えポイントの一つでした。

Rockonで再登場した後に和也さんが「はじめの顔(男闘呼組のことか?)は神が作るんだ。2つ目の顔(Rockonのこと?)は自分たちで作るぜ!」と叫び、男闘呼組のカバー曲「Back in the city」が始まりました。カバーバージョンは和也さんのパートを健一さんと昭次さんが歌うところから始まります。昭次さんが少しねっとりとした感じで歌詞を歌いまわす感じがたまらなかったです。CDで聞いて気に入る曲とライブで盛り上がれる曲には乖離があることがあるのですが、私は「Back in the city」がそれです。ライブで拳を振り上げて「ばかにして~」と叫ぶのはスカッとしますし、ギターのカッコよさを堪能することができます。

和也さんが「「最」and「高」!!」と叫び会場のみんなで「「最」and「高」!!」叫びました!

「あ~疲れた。。(笑)。ほんと最高でした。この時間、こうやって過ごしたこと、想いとか記憶とかは頭の中に刻むことができると思う。素敵な時間を本当にどうもありがとうございます。これからも皆な音楽を続けていくので是非またライブをやりたいと思っています。長生きしてください。人は年をとるの。若い時ってのはいいんだけど、ここから先どうやって生きていくかってことが大切だと思います。だから、みなさん自分を愛してご自愛ください」(健一さん)

「今日は最高な1日です。本当にみんなありがとう!会場にいる一人ひとりの誰が欠けてもこの(すばらしい)ライブはできなかったと思う。本当にありがとう。最高です。健康第一の岡本健一さんが言うように、若い時よりも今の自分の方がパワーがある気がすることがある。生きていると辛いことの方が多いと思うんですけど、そこをどういう風に乗り越えられるかということが大事だと思う。乗り越えた先にはhappyなparadiseがあると思うので、100歳になって縁側でライブをしましょう!」(昭次さん)

「ほんと、みんな最高!よく4人で話をしている時に、92年の大宮ソニックシティのライブはめちゃくちゃよかった、最高に盛り上がったという話をするのですが、今日の大宮ソニックシティのライブはそれを超えるライブになったと思います!本当にありがとう!またここでライブできるように頑張るので、また会いに来てください!」(耕陽さん)

「27年ぶりくらいに再会する前は、久しぶりに会って俺たち4人の関係性ってどうなんだろうなと思っていたけれど、名古屋でスタジオに入って音を出した瞬間に、昭次、和也、耕陽が歌っている姿というのが、名古屋の小さなスタジオですぐ浮かんだ。本当に色んなことがあったと思うんだけど、スタッフも集まってくれて、ファンもこんなに来てくれて、汗かいて大騒ぎしているこの時間というのは、日本で、世界で、地球上で、この大宮ソニックシティが一番幸福な空間な気がします。本当にありがとうございました。」(健一さん)

「名古屋のスタジオで4人が揃うおは、27年ぶりくらいだったのだけど、会った瞬間に27年間の空白がなくなって、ついさっきまで一緒にいたんじゃないかという感覚になって、今日の再始動の日を迎えられて、自分たちだけじゃできないし、ずっと待ち続けてくれた人がこんなにもいてくれたということが最初本当に信じられなくて、心から嬉しいです。ありがとうございます。大宮ソニックシティは31年前の公演とリンクして一緒にやっているんじゃないかという感覚になるほど良いライブでした。本当にありがとうございました。」(昭次さん)

「男闘呼組が8月が終わって、Rockon Social Clubに変わっていく。本当に悲しいことだけれど、それを詐欺って呼ぶ奴がいる。天は自ら行動する者に手を差し伸べる、行動しなければ何も変わらない。パズルが男闘呼組の曲じゃないという人もいる。でもあれは紛れもなく俺たちの曲だ」(和也さん)

和也さんが衝撃的なことを話したことに波紋が広がっています。

パズルは、「今」作られた曲です。男闘呼組のナンバーは「過去」に作られた曲です。彼らが活動を休止してきた30年あまりの時間をつなぐ曲なのだと思っています。だからこそ、この曲を毎回ライブで最後に歌う際に、メンバーがこれまでの時間の重さを感じ、演奏中に様々な感情がわきあがってくるのだと感じています。昭次さんがよく涙して歌えなくなってしまうのも、そういうことが背景にあると思っていました。長い長い時間が経ってしまったけれど、また4人が音楽を通してつながることができたことを非常に感動的に表現した楽曲だと思います。男闘呼組のナンバーは、過去の私たちの思い出を呼び起こしてくれるという意味では最高最強です。でも、彼らはこれからもRockonという形で音楽活動を継続していきます。これで完全に終わりになってしまうのであれば、過去の歌のみを歌うこともあるかと思いますが、同時に未来へ向けた曲を組み合わせて歌うことについて私は全く違和感を感じません。むしろそれは未来への希望になります。

いずれにしても、意見が色々出てくるということは、それだけ彼らへの強い思いがあるからこそと思っています。何も反応がないことが一番残念なことかと思いますので。昔から彼らは自分の考えを貫いてきたと思っていますし、その意思の強さがあって、この再始動も実現できたと思います。昔のやんちゃ盛りのままであれば少し心配な部分もありますが、十分に大人になって色々な事情を汲み取りつつ、やりたいことを実現していってくれるでしょう。

パズルの前に「最後に俺たちの友情と愛の歌をみんなに捧げます」と和也さんが私たちに語り掛けてくれたように、私たちも彼らの友情と私たちへの愛を「パズル」を聞くことで何度も受け取れることができます。

ニュートラルな気持ちで「パズル」を聞くと、また違った感情が見えてくるかもしれません。



アクシデントなど編

・和也さん、2部の「赤ちょうちんで暮らせ」を誘導するMCをしていたのに、最後に「Partyしない!?」と言ってしまい、すぐに間違いに気づいたのですが、昭次さんの方に行って背中を向いて「やべー」って感じでリカバリーできずにいました。つかさず健一さんが「これがPartyなのか?」とツッコミをいれ、昭次さんが「ちょっとビール飲みたい」とフォローしたことで、いつもの耕陽さんの寸劇に戻ることができました。すばらしいチームワークでした

・和也さんの詐欺師発言の際に青山さんが後ろで、そんなことないよ、と言うように首を横に振ってくれてました。とても嬉しかった。。

・デビンくん、実は自分が演奏するパートでないところは、のりのりで身体を動かしているのですが、結構エアドラムを叩いていてそれがかわいらしいです

・青山さんは、ドラムを叩きながら相当大きな声で叫びながら歌っているようで、挨拶の声が出ずに裏返ってしまってました。「叫びすぎて声かれたぜ~!」って言ってましたね。

・Rockonで登場する際の健一さんは、いつもノリノリで拳やペンライトをぶんぶん振っているのですが、そのままペンライトを口にくわえてチューニングを始め、曲が始まった後もそのままだったので、口にくわえたペンライトをどうしちゃうんだろうかと心配になったのですが、マイクスタンドの下あたりに、ぺっと吐き出すという衝撃的な瞬間を目の当たりにしました。壊れなかったかな・・


大宮1部セットリスト

1.ジャニーズ A GO GO
2.Rockin'my soul
3.Burn it
4.Party
5.Rollin'in the dark
6.みはり
耕陽ピアノソロ
7.翼なき疾走
8.TIME ZONE
9.秋
10.DAYBREAK

アンコール

11.Foxy Lady
12.自分勝手
13.Rolling Thunder Baby
14.パズル

大宮2部セットリスト

1.ジャニーズ A GO GO
2.目で見ちゃだめさ
3.CROSS TO YOU
4.赤ちょうちんで暮らせ
5.YO-YO
6.Midnight Train
耕陽ピアノソロ
7.翼なき疾走
8.TIME ZONE
9.秋
10.DAYBREAK

アンコール

11.Foxy Lady
12.BACK IN THE CITY
13.Rolling Thunder Baby
14.パズル

Loading

男闘呼組2023 THE LAST LIVE 大宮レポ” に対して6件のコメントがあります。

  1. SAYO より:

    いつも読ませていただいてます。
    毎回、楽しみでしょーがないです。
    ☆ありがとうございます☆
    お礼を言わねばと思いました。m(_ _)m

  2. ふたば より:

    大宮参加していましたが
    こんなに暖かく正確な伝え方は
    出来ません。
    想いまで伝わるレポ、ありがとうございます。
    こんなに素敵な方と一緒に彼らを
    応援出来ることも嬉しいです。
    これからも楽しみにしています。

  3. ウパ より:

    はじめまして。
    情景が浮かぶようなレポ
    本当にいつもありがとうございます。
    男闘呼組が大好きです。

  4. エッコ より:

    いつも臨場感溢れる素晴らしいレポを
    ありがとうございます。
    遠征できないファンにとって、
    感謝の念で一杯です。

  5. のつ より:

    いつもお世話様です

    私的

    @大宮:夜
    @前橋:昼☀️+夜
    と、参戦✊出来て

    ~気付いた事を✋ご報告に✏️

    一観客=一個人の、ライブ✊
    =それぞれ:一度の為

    見️‍️落とし
    聞き️違い
    は、有るかも❔ですが

    @パラオの曲は
    [大丈夫だって:大丈夫だって
    Don't Worry:Don't Worry]

    との
    反復に聞こえ
    ~認識=歌ってみました✋


    ガーデンシアターの後ろ:2Daysも参戦✊
    出来た際に気付いた

    =メンバーさん的:
    ほぼ、被ったメンバーでの

    実質=3Days✊
    な事と

    事前に
    オフィシャル発表~️‍️

    ロックオン ワンマンライブ✊
    中で

    男闘呼組ナンバーの
    カバー有り️

    なのは
    事前発表⤴️✨
    を☑️️‍️

    ~想定内️
    でしたが

    今回は
    男闘呼組としての✊ツアー

    で有りながら

    その
    ラストツアー✊
    内で

    ロックオン ナンバーの
    カバーに切り替わり

    ~途中で
    呼人さんが
    紹介され

    =ステージに
    出て来た時に‼️

    ~デビンさん+青山さんは
    男闘呼組ライブ✊としても

    メンバー✨
    ですが

    呼人さんは…
    10月の再始動⤴️✨4公演✊は

    演者
    でなく

    観客️‍️
    として✋


    ご自分でも
    仰って居たので

    大宮
    に、ステージ~出て来て‼️

    まだ、始まって間もない
    長い…ツアー✊の

    =向こう
    …数十本のステージにも同行❔

    かと
    お疲れ様☕️
    と思

    …った数日後の
    @前橋☀️は
    ステージ~出て来ず‼️

    だった事で

    呼人さん参加は
    会場
    に寄るのカナ❔
    と、思い直し

    …てたら、前橋
    また、ステージ~出て来て‼️

    =
    は、+呼人さん❔

    かと️

    気付きました✋

    以上、
    余計な
    =個人的:[気付き]
    かも❔
    ですが

    いつも、お世話になって居ります
    =感謝から、報告を️

    長文スミマセン

  6. しゅん より:

    素敵なレポート、
    ありがとうございます❗
    ホントに、感性豊かな表現力で
    メンバーの表情が目に浮かぶようです
    これからも、
    よろしくお願いいたします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です