男闘呼組2023 THE LAST LIVE 広島レポ

悲しい歴史のある街 広島。 平和の象徴の街 広島

男闘呼組活動休止までの間、1987年から毎年ライブで広島を訪れていた4人にって、広島は特別な街だったのだろうと思います。1993年の8月4日にアステールプラザホールでやる予定だった幻のライブ。その当時いくつもりでチケットを持っていた方もたくさん会場にいらしていました。

ライブが終わった後、平和記念公園を訪れました
37年ぶりくらいに訪ねた原爆資料館は、思い出したくない程の悲しい記憶が詰まった、でも決して忘れてはならない人間の過ちを後世に伝えるために昔と変わらず存在していました
健一さんが、この場所で涙が止まらなかったと語っていましたが、原爆によって戦争によって亡くなった方の無念や悲しみが満ちている場所で、戦没者の方の想いが自分の身体の中に入り込んでくるかのようでした。

和也さんは、ライブ2日目の朝の散歩で原爆ドームに行ってきたそうです
演劇隊受難の「移動演劇さくら隊原爆殉難碑」を見てきたとのこと
去年和也さんが出演された「紙屋町さくらホテル」は、このさくら隊の実話を基にした舞台でした

広島のドラムサポートメンバーは、GLAYでドラムを叩いているトシさん!
青山さんとはまた違った重低音の響きが特徴的なドラムでした。

そして熊本ではなかったアコギコーナーが広島では復活!

アコギコーナー前の昔話&雑談コーナー模様です(敬称略)

1日目1部
耕陽「広島はマハラジャと言うディスコに行った思い出がある。昭次はその時、お店のおじさんに怒られたんだよね。」
昭次「その頃行儀が悪くて。。。テーブルの上に足をのせてしまった。。」
和也「なんて怒られたの?」
昭次「お前、なにテーブルの上に足のっけとるんじゃ」
耕陽「広島弁で?」
昭次「(小さい声で)じゃ。。じゃから」
耕陽「行儀が悪かったんですね」
昭次「はい。。今は全くそんなことないです。足どころか手ものっけない」

1日目2部
和也「最近一番やばかったのは、オレと健一のバースデーライブでドッキリを仕掛けられたこと」
健一「耕陽と和也がMCやってたから、まぁいいかなって思って、トイレ行った後に昭次の身体の様子を確認しに行ったんだけど、アジアの壁と言われている巨漢のスタッフに止められた」
健一「昭次どう?って聞いても大丈夫ですしか言わないから、オレちょっと見に行くって言っても大丈夫です!っていうから、ちょっとどけよ!って」
健一「その時ちょうどスケスケの服着てて寒かったから上着を取りにまた舞台袖に行ったら、スタッフが走って来て昭次さん大丈夫です!というから、大丈夫なら1回オレに見せろよ!と言った」
耕陽「その時、昭次はどこも痛くないのに痛いふりして横になっていたらしい」
昭次「脚本は耕陽が書きました」
耕陽「(2人が誕生日を迎えて93か月だけ僕ら同い年になる。この期間はため口きける。命令してもいい」
健一「コーヒー作って」
耕陽「コーヒーだそうです~」

2日目1部
耕陽「昨日のSONGS見ましたか?」
和也「耕陽、めちゃめちゃかわいかったな。」
健一「今もかわいいよ」
和也「今の方がかわいいから。。耕陽、どういうキャラクターなの?」
耕陽「ごめんなさい。全然ついていけてない。。。」
(答え) ひょうひょうとしているのが特徴です

耕陽「Twitterのトレンドが、日本で1位になった!世界で4位だった!」
耕陽「みんなどんなこと呟いているのかと思ってみてみたら、一番最初に出てきた写真がデビンとトシさんだった(笑)」
耕陽「世界の人は男闘呼組はこの2人なんだ!って思っちゃう。(4人に向けて)見た?」
健一「ごめん、Twitter分からない。見れない。基本ガラケーだから」
和也「ごめん、Twitterやってない」
昭次「見ました」

耕陽「昔の映像すごかった!健ちゃん、足ひっぱられてた」
健一「ひっぱられるのもあったし、昭次が飛び込むのもあった。あの頃はすごかった。今はだめなの?」
耕陽「ダメ。当時は自由だった。なんなら足引っ張ってほしいってわざと近づいていってたよね」
健一「好きなの。引きずり込まれるの」
耕陽「これは決してふりでありません」
耕陽「昭次も、よく客席に飛び込んでたよね?」
昭次「(とぼけて)自分から?」
耕陽「危なかったね」
昭次「申し訳なかったです・・・」

耕陽「あの頃は、いろんなものが飛んできた。試しに、前日のラジオで明日は大根持ってきてくださいって言ったら、ステージ上が大根だらけになった」
健一「俺が覚えているのは、レースのパンツ」

ドッキリのための演出で昭次さんはけがをしていなかったこと、健一さんはトイレに行くふりをして様子を見に行っていたことが分かって、安堵の気持ちが湧きあがると共に メンバーがお互いを思い遣る気持ちに感動しました。
全く想定していなかったMCの時間を和也さんはさすがのトーク力で乗り切っていました
健一さんの昭次愛は相変わらずで、昭次さんのことを心底心配していた様子が分かり、心が温まる美しいエピソードの1つになりました。

2日目2部の赤ちょうちん前の寸劇は、耕陽さんは、健一さんのお父さんという設定でした
健一さんを見るなり、耕陽さんが「健一!」と叫ぶのですが、健一さんは「俺いまメアリーになったんだ」といい、ワンピースはおなごが着る服だと突っ込まれると
「25年くらい前におなごになったんだよ!」と伝えた上で和也さんをフィアンセと言って紹介しました。
耕陽さんは「父ちゃんそんな子供に育てた覚えはない」と動揺するのですが、健一さん演じるメアリーが「時代は変わったんだよ」と説得します
耕陽さんが「愛し合っている証拠を見せてくれ」と言うと、健一さんが和也さんの熱いキスを交わします
昭次さんに気づいた耕陽さんが「あんた誰?」と問いかけると昭次さんは「ミネサです」と答え、「仲人で来たんだけど、お父さんがタイプ」と言って
耕陽さんにキスをしました
耕陽さんは「もう好きにして~、私めろめろ~、みんなと代わってあげたいわ~」と言って笑いを誘っていました


最後の挨拶

健一さん
「みんな最高!ここに来てよかったです。
また再会して、ライブするなんてことは考えていなかった。だけど、再開した瞬間に会ってなかった時間を感じなくて、先のことしか見えない友情みたいなものが生まれたりした。
友情とか青春とかって、10代の子たちのものかと思っていたけれど、50代過ぎても青春はやってくることに気づいた。
みんなも青春真っ盛りだね。
何かしら希望をもって元気でいれば、これから人生いいことが訪れるんだということを皆さんのおかげで確信できました。
ありがとうございます。
広島最後のライブは、思い残すことはないくらい出し切った。
広島原爆資料館にいったんだけど、もう涙がずっと止まらなくて・・・入ってからずっと。。
何も悪いことしてないのに、笑顔でずっと過ごしていたのに。。
戦争に無関係の人たちが命を落としているのを見て、この人たちのためにちゃんと生きないといけないなと思っている。
50も過ぎると、いつ死んでもいいや、と思うようになるんだけど、それはいつ死んでいいくらい毎日悔いの無いように生きていきたいということ。
でもそういった中で、男闘呼組とまた出会って、この広島でみんなと幸せな時間を過ごせている。
いまこうやって広島のこの会場で過ごせていることは奇跡的なことだと思います。こうやって生きていること自体が幸せなんだと思います。
生きたくても命を落としてしまう人たちもたくさんいる中で、こんな風に最高の時間を過ごせたことを感謝します。本当にありがとうございます。
93年に来れなかった会場でライブをやることして、お客さんが3人でも4人でもやろうと決めていたけれど、まさかこんなにたくさんに人たちが集まってくれると思っていなかった。
これから俺たち音楽をやり続けるので、また会いましょう!本当にどうもありがとう」

昭次さん
「つらいことを乗り越えた先には、希望や未来が待っていると思う。だからこそ、この4人と再会できることができたと思う。
93年に来るはずだったこの会場に、30年たってようやく男闘呼組として戻ってこれた。
男闘呼組のメンバーとの出会いと再会と、みんなとの再び巡り合った絆の深さを感じています
27年ぶりに会った時はできるのかな?と思っていたけれど、今思えば男闘呼組は自転車みたいなものだなと。
自転車って1度乗り方を覚えたら忘れないじゃないですか。
ちょっとサビてきた時はKURE556を使って(笑)
再会できて本当によかったです!広島最高です
男闘呼組スピリッツを引き継いで、また戻ってくるからまた会いにきてほしい
それまで元気で!みんな長生きしましょう!」

耕陽さん
「31年前は広島での公演は1回だったと思う。それが2日間昼夜計4回。広島そんなにお客さん来るのかな?ってものすごく不安だった。
広島2日間4公演。全ての公演が満員で、みんなすごく盛り上がってくれて、、ありがとうございます。
ステージから客席を見て嬉しいのは、お客さんが喜んでいる姿を見せてくれること
また4人で活動を再開できて、その姿を見させてもらえて、いまとても幸せです
地元のお客さんにあたたかく迎えてくれたことをこれからずっと忘れることはありません
ありがとう!
いつまでも男闘呼組を愛してください!」

和也さん
「この広島は、忘れることができない悲しい記憶の街です。
ぼくらは芝居や音楽を通じて、世界が少しでも平和でみんなが幸せに生きていけることを願っています。
時々、やんちゃなことも言ってしまうけど、心の底でいつもみんながみんなと一緒に平和に幸せに過ごせるようにと。
また、こうして4人で舞台に立てるということは、神様がくれた最後のチャンスだと思います。ねぇ。。
みんなと出会えていることも、本当に今しかできないこの瞬間にしかないかけがえない時間だと思う。
8月で解散するけど、でもこの4人の友情はこれからもずっと続いていきます。
そしてファンのみんなとの絆もずっと続いていきます!
ほんとに。。。名残惜しいよ。。。(涙声)最高の2日間だった。。
みんなと過ごしたこと忘れないぜ!
こうやって男闘呼組がまた集まって、広島でライブができることに感謝しています。ありがとう!
また、あおう!約束だよ!」

和也さんの言葉は、アドレナリンが出まくっている時の、テンションMAXの時とは全く異なり、本当に静かに心に染みわたります。。
その言葉を紡ぎ出す間合い、美しい声、優しく思けやりの言葉・眼差しで、私たちの心をつかんで離さないのです
愛情を全身で表現することができる人なのだと改めて感じます
若かった頃は無鉄砲な一面があった和也さんですが、50代になってこんなにも愛情あふれる面を見せてくれて本当に嬉しいです。

ライブメモ

・時々、やんちゃなことも行っちゃうけど、いつも思っているのは、みんなと一緒に幸せに生きていること。それを心の底でいつも思っている
・数年前まで男闘呼組のことは全く考えていなかった、30年の空白の時間、みんなも忘れていたと思う、と健一さんが言うと会場から「そんなことないよ!」と言う声が飛びました
 つかさず「ずーっと思ってたわけじゃないでしょ、正直に行こうよ(笑)。たまたまテレビつけたらやっててそれで思い出したんでしょ。あ、そういえば好きだった!みたいな。」(健一さん)
・今日平日の昼間だけど、仕事とかみんな大丈夫?(健一さん)
・30年の時を経て、みんなが丸くなった男闘呼組の・・あ、体型的にじゃないですよ((笑)(耕陽さん)
・(パズルに入る前)最後にみんなと一緒に歌いたい歌、、、みんなもうわかるよね?(和也さん)
・メンバー紹介の際に、前日夜がSONGS放送日だったこともあり「こう見えても努力家です!」と言った昭次さん、「諦めない気持ちが大事です!」と言った和也さん(笑)
・俺たちはいつもステージに命かけてるぜ!今日も命かけるぞ!(昭次さん)
・最終公演のようなノリだよ!(和也さん)
・SONGS今期最高視聴率ですって(和也さん)
・だから今の方が俺ら人気があるんだって、、でも来週(視聴率は)塗り替えられるかもしれない(健一さん)
・(会場が静かになると)この無音の状態が好きなんだよ(健一さん)
・広島では「丸くなるな!星になれ!」が、もみじ饅頭の形に見える(耕陽さん)
・「丸くなるな!もみじ饅頭」(和也さん)※もみじ饅頭と言いながら、いつもの動きを披露

広島で最後の公演(2日目2部)では前橋に続いて呼人さんが飛び入り参加!
和也さんに「寺岡呼人!地元!From福山!」と紹介されると、「ブッチかっこよかったぜ」と言ってステージから去って行かれました

本当に奇跡的な4人組
個性が全くバラバラなのに、一緒になると無限のエネルギーを発して、私たちを本当に(×100)幸せにしてくれる4人
100歳を待たずに、既にいつも私たちをparadiseに連れて行ってくれてありがとう。


6月8日・9日1部セットリスト

1.ジャニーズ A GO GO
2.ルート17
3.CROSS TO YOU
4.Party
5.BACK IN THE CITY
6.Midnight train
7.STAND OUT
8.TIME ZONE
9.秋
10.DAYBREAK

アンコール

11.FOXY LADY
12.Rolling Thunder Baby
13.パズル

6月8日・9日2部セットリスト

1.ジャニーズ A GO GO
2.Rockin' my soul
3.Rollin' in the dark
4.赤ちょうちんでくらせ
5.目で見ちゃだめさ
6.Midnight train
7.ロックよ静かに流れよ
8.TIME ZONE
9.秋
10.DAYBREAK

アンコール

11.FOXY LADY
12.Rolling Thunder Baby
13.パズル

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男闘呼組2023 THE LAST LIVE 広島レポ” に対して2件のコメントがあります。

  1. くみ より:

    いつもレポありがとうございます。細く再現して下さり、ライブ会場の様子を思い描きながら笑ったりホロッときたりしています。ほんと100歳待たずともいつもパラダイスに連れて行ってくれる男闘呼組最高です\(^o^)/

  2. トモコ より:

    広島公演から1週間以上経ちましたが、今も余韻に浸っています。細かい言葉が所々聞き取れなかったりしたのですが、こうして文字にしてもらい読み返すと、素晴らしい時間が過ごせたんだなとあらためて感動しています。何度も読み返して、またあの幸せな時間にトリップします。

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