2024/3/5-3/6 NARITA THOMAS SIMPSON TOUR2024 大阪レポ

NARITA THOMAS SIMPSON(以下NTS)が東京以外でライブを初めて開催した大阪ライブ。男闘呼組再始動ライブの合間を縫って2022年に成田商事での全国ツアーを開催してから、1年と3か月ぶりの全国ツアーが本格的に始まりました。

主要メンバーは成田商事と変わらないNTSですが、4/10に発売になるアルバムの全曲を含むセットリストで成田商事とは一味違うライブとなっています。

※昭次さん作詞作曲の新曲については、羽田レポに記載していますのでそちらをご覧ください。

ド緊張だった羽田と比べ、大阪ではとてものびのびしたパフォーマンスに見えました。MCの時間が羽田の時よりもだいぶ長くなった結果、全体として20分程度公演時間も長くなりました。

呼人さんもおっしゃていましたが、昭次さんのMCがとてもスムーズで、ちょっとたくさんしゃべりすぎてしまうこともありますが、ファンとしてはそれもとても嬉しいこと。ライブを盛り上げよう、私たちを楽しませようという気持ちがとてもよく伝わりました。

新曲については、12月に呼人さんから昭次さんへオーダーが入り、締め切り日の確認は12/31の紅白歌合戦の楽屋だったそうです。昭次さんは15年ぶりの曲を作るということで、昔どのように作っていたかな?という思い出す作業の中、1/1に近所の神社に願掛けのお参りをしたとのこと。その甲斐もあってか、素晴らしい曲が完成したと思います。

1月3日には、1曲目、その数日後に他2曲も呼人さんのところにデモが送られてきたようなので、久しぶりの曲作りは非常にハイペースで行われたことが分かり、昭次さんの今後の創作活動にも大きな期待ができそうです。

アルバムの曲は全て今年に入ってから作られたようで、呼人さんが「いつもギリギリになる」と苦笑していました。青山さんも1日に全曲レコーディングという離れ業をこなしていたようでした。

アルバムの発売前にツアーが組まれたため、呼人さんの発案?で曲の前に前説が入る「セミナー形式」(これは昭次さんが名づけ親?)となっていて、それぞれの曲を歌う前に、曲に込めた想いや曲の背景などを説明してくれました。

1曲目の「花火と君」は、3/6の0時から配信がスタートしましたので、皆さんお聞きになったかと思いますが、不安定な世界情勢の中で、大切な人に対する未来への想いを一瞬の煌めきを放つ花火とのコントラストで綴った儚さを感じる曲です。呼人さんのおっしゃるとおり、長く愛される曲になると良いですね。

昭次さん作詞作曲の新曲については、羽田レポに記載していますのでそちらも併せてご覧ください。

呼人さん作詞作曲の「君が欲しい」は、英語で言うと「I want you」(笑) 昭次さんに君が欲しいと言わせたかったという呼人さん。流れていく時間に人間は決して抗えない、同じ時間を共有する大切な人たちのことを歌っている曲。ちょっぴりゆずテイストの曲でした。

2日目、途中で歌詞が飛んでしまい数小節、歌がなくなってしまったのですが(呼人さんがコーラスで入るところから無事に復活)、そのリカバリーとして、曲が終わった後に、突如歌えなかった箇所をアコギ一本で歌い始めました。青山さんは満面の笑みでその状況を見守っていましたが、呼人さんは、淡々とコーラスのパートを合わせて歌ってくれました。きっと、ライブに来てくれた観客の皆さんに1曲1曲しっかり届けたかったのだろうなと想像して聞き入っていました。なかなか見られない貴重なワンシーンでした。

「想い出になる日まで」はずっと片思いだった人が恋人と別れた後に、自分のものになってほしいと告げる曲。呼人さんは恥ずかしい曲を昭次さんに歌わせようと思ったそう。クラプトンの「いとしのレイラ」から着想を得た曲。大人っぽさを出したかった曲。

Ryoちゃんの作った曲「BPM」はテンポを表す記号でもあるのですが、それをB=beautiful P=peace M=make itという意味を乗せているそうです。このBPMの間奏でちょっとした振り付けがあるのですが、羽田では何がなんだかわからず、とりあえず、最後のポーズはカマキリにしか見えないという状況から、大阪では、両手を両肩の上にのせてBを表現(Bを横にしたイメージですね)、Pはグリコのポーズ(平和を意味しているそうです)、Mは両手を頭の上に乗せるおサルさんのポーズ(ちょっと違うか)に変更。意外と早い動きになるため、1日目、昭次さんはBとMが混ざって大混乱に陥っている姿に会場は笑顔に包まれました。2日目は、なかなか良い感じで振り付けをこなしていたのですが、B!P!M!の「M」の表情が、そのまま「明星」の表紙を飾れる程のアイドル然とした「キメ顔」でびっくりしました。首を傾げ、少し大きめに口を開けて、笑顔の表情を客席に向けて何度も「M」のポーズをとっている姿にみんな大喜びだったと思います。少し前の昭次さんなら恥ずかしくて出来なかったのではないかと思うと、ステージ上でも自然体でいられるようになってきたことをとても嬉しく感じました。

前半と後半の合間に披露された「70~100喜んでメドレー」

昭次さんが、男闘呼組LAST LIVEの会場でよく言っていた言葉ですが、この70から100までを1970年代~2000年代と捉えて、70年代「勝手にシンドバット」80年代「Rolling in the dark」90年代「LOVEマシーン」2000年代「ultra soul」と曲をはめこんだのはとても面白かったなと思いました。

後半はロックオンのカバーで、とても盛り上がりました。

Rolling Thunder Babyでは、昭次さんがしも手に移動してギターをかっこよく弾く姿に目が釘付けとなりました。ギターソロを最後まで弾き切ると歌が始まる前にマイクの前に戻ってこられずに、サビのメロディパートが不在の状態になってしまいますが、もはやそれがデフォルトになりつつあります。

LIFEの前奏では、和也さんがよくやるように昭次さんが天に向かって指をさしていました。最初の歌い出しの部分も、歌い方を少し和也さんに寄せているのか、いつもの昭次さんの歌い方と少し異なる感じがありました。

呼人さんと昭次さんは、ライブの合間にMISIAさんのライブに行き、MISIAさんがよくやる「愛してるよ~」からのエアハグからの膝をついての挨拶(バレリーナがよくやるなポージングに近い感じのイメージ。かえって意味が分からなくなったかも)を真似したいということで、昭次さん、呼人さん、青山さんが並んでMISIA風挨拶をしていました。ちょっとぎこちない感じで、昭次さんと青山さんは腕を広げた瞬間にぶつかってしまったりもしましたが、みんなかわいらしかったです。

2日目の3/6はNTSのデビューを記念して、ラストにもう一度「花火と君」を歌ってくれました。

昭次さんの歌声も絶好調。大いに盛り上がり、最高に楽しいライブとなりました。

<ライブメモ>

・昭次さんの初めての「オーライ!」は、超かっこよい

・3/6はナリトマデビュー日。(昭次さん、呼人さん、青山さんが、それぞれ何回デビューしたか紹介されました。みんな多い!)※ちなみに3/6はキーボーディストのサムさんの日でもあります(さんとろくでさむ)

・クライシスは15年分の想いがこもった曲

・「思い出になる日まで」は「思ひ出になる日まで」ではありません。

・移動日も大切な仕事

・15年前はラジカセで音入れをして曲を作っていたけれど、昭和から令和になってデータで送るようになった

・スーツでのGO TO HELLのドラムを叩くのもだいぶ慣れてきた青山さん

・MISIAさんはMCが上手。メンバーで話が一番上手なのは青山さんであることに、50代の呼人さん、昭次さんはしょんぼりだそう

・昭次さんは、サポートギタリストの岡くんのことを、「スノーマン、ストーンズから来てくれた」と紹介していました

・グッズのカーディガンをみんなで着たアンコールでは、ハリーポッター感が満載ということで、青山さんのドラムのスティックを「魔法の杖」になぞらえて、みんなで呪文を唱えるTIME。昭次さんは何を唱えるかと思ったら「通天閣!」(笑)

・KUREさんからのプレゼントが入った5-56の文字が入った赤のバック。大阪名物の「551HORAI」と間違いないように

・オキーフpresentsと言おうとして、オキーフpresentって言っちゃった。でも、確かにオキーフをプレゼントしてもらいました

・青山さんのグッズ紹介コーナーは、今日もウキウキで♪

セットリスト
1.花火と君
2.フィフティーズ☆ブギウギ
3.ボストンバッグ
4.That's it
5.クライシス
6.君が欲しい
7.名もない愛の物語
8.思い出になる日まで
9.B・P・M!
10.70~100まで喜んでメドレー(ultra soul、LOVEマシーン、勝手にシンドバット、Rolling in the dark)
11.GO TO HELL
12.Rolling Thunder Baby
13.LIFE
14.何処にも行かないから
15.I♡R&R
アンコール
16.冒険者たちのうた
17.Hello! Hello!
18.いっぽんみち

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2024/3/5-3/6 NARITA THOMAS SIMPSON TOUR2024 大阪レポ” に対して5件のコメントがあります。

  1. がまちゃん より:

    レポありがとうございます
    レポ読んでるとまるでライブ会場に
    居るみたいになります
    ありがとうございます

  2. サイトウ より:

    レポでそう!、そう!と思い浮かび 一人ニンマリ これからも進化し続けるであろうナリトマ 楽しみにしてます。

  3. より:

    まるでLIVEに今、参加してきたように錯覚してしまうような素敵なレポート。
    いつも楽しみにしています。
    毎回涙してしまいます。
    ずっと続いてほしいな。
    ありがとうございます。

  4. 及川 さくら より:

    レポありがとうございます
    今週末に仙台に参加します
    LIVEのトータル所要時間はどれくらいでしたか?
    帰りの時刻の目安を知りたくで…
    よろしかったら教えてください!

    1. shoji fan より:

      ライブの時間は2時間強です。
      MCの時間が延びると、2時間15分くらいになることもありますが、2時間半を超えることはないかと思います。
      ご参考まで。。

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