2024/7/10 RCS「RELOADED TOUR」市川レポ

待ちに待った2024年夏のツアーが遂にスタートしました。

新曲が1曲しか発表になっていない中のツアーであることや、ライブの時間など不確定要素が多かったため、楽しみなのはもちろんですが、一抹の不安も感じていました。終わってみて感じたのは、素晴らしライブ構成と曲のつなぎにより、会場全体が盛り上がり一体感を作り上げられたライブだったということ。

ライブは、「ポイントちょーだい」の歌詞を背景にしたラジオドラマのような放送から始まりました。4人のなりきり演技(といっても声だけですが)でテンションが上がったところで、1曲目のポイントちょーだいが始まりました。

暗闇から出てくる4人の立ち位置がいつもと違うことにすぐに気づきましたが、明転してびっくり。センター昭次さん、ステージに向かって左側が健一さん、右側が和也さん。呼人さんは青山さんの隣で一段高い台の上。サッカーで例えると、3-3-4-1のフォーメーションでしょうか(笑)ちなみに4はホーン隊の4人です。曲によってセンターは和也さんと入れ替わる時がありましたが、基本、昭次さんがセンターでした。

ポイントちょーだいでは、昭次さんと健一さんが呼人さんのそばまで行って、膝をついて向かい合ってギターをかき鳴らしている姿は昨年12月以来の光景で、ただただ笑みがこぼれました。

ナリトマと異なり、リードボーカルを3~4人でとるRockonでは昭次さんの負担が減るため、余裕があるせいか、本当に楽しそうにギターをPLAYしていました。PLAYは演奏するという意味ですが、今日の昭次さんは、「PLAY=ギターで遊ぶ」という雰囲気の方が大きかったです。ギターをPLAY、ギターでPLAY、そんな表現がぴったりでした。

楽しく演奏しているのはよかったのですが、マイクから遠く離れてしまって、ダッシュで戻っても間に合わず、歌の入りが途中からになってしまったシーンが何回もありました(笑)曲のどのあたりでマイクの方に戻り始める必要があるかは、これから体得してくれることでしょう。細かい歌のパート割りがある歌では、すっかり自分のパートを忘れてしまって、和也さんに何度か促されて慌てて歌い始めていたりもしていて、4人一緒だからこそ見られる微笑ましい情景でした。

期待の新曲の1曲目はハードロック「Breaking News」

もしかしたら、男闘呼組メンバーの誰かが作ったのかもしれない曲調。呼人さんが作る曲とは大きく異なり予想不能なメロディーライン。曲間では、AIで生成されたと思われる女子の声でニュースを伝える演出。曲のラストではその声ではなく耕陽さんが・・・というオチで声を出して笑いました。

新曲の2曲目は「天照ラス」

この曲を作った背景を呼人さんが説明してくれました。「今年は年明けから色んなことが起きた。人間の一人ひとりの力は小さいかもしれないけれど、手のひらに乗る明かりくらいしかないかもしれないけれど、それをみんなで空に向かってかかげたら太陽のように明るい光を放つことができるんじゃないか、人にはそれくらいの力があるんじゃないかという気持ちを込めて作った曲。」「アマテラス」ではなく、天(空)を照らすという意味なんですね。希望の光を信じることを強く願った曲です。

優しいキーボードの音色で始まるイントロが美しい曲。和也さんのリードボーカルがこれまた素晴らしい。サビに入る前の高いキーの音を伸びやかに力強く、そして優しく表現してくれる箇所が秀逸です。5人のハーモニーも厚みがあって心に迫ってきます。WOW~のはもりでは、一番高いパート歌っている昭次さんのメロディーが段階的に上がっていくことで、さらに曲を盛り上げていくところが聞きごたえがあります。

和也さんが和吉に変身した時は上半身はサスペンダーだけ。Rockonのグッズの赤×黒のマフラータオルを首からかけて、魅力的なパフォーマンスを見せてくれました。

間をつなぐために、急遽耕陽さんがMCをすることになったようなのですが、「やっぱりライブはいい、みんなに会えるから」と、みんなの気持ちを代弁してくれました。

「ポイントちょーだい」のMVの裏話としては、撮影場所が相模湖で朝も早くから集まったようなのですが、実は和也さんの家から5分ほどの場所だったそう。和也さんは都内から片道2時間半かけて現場まで行ったようで、せっかく家が近くにあるのにメリットがなかったようなことを話されていました。青山さんのジャンプして登場するシーンは、20回くらい撮り直しをしたため、膝が割れそうになったと。反対に呼人さんがサングラスをとる冒頭のシーンは1発OK。

ライブの最後の方に演奏された「花火と君」はナリトマの曲ですが、Rockonで初披露。ラストの曲は新曲の3曲目「summer of love」

この曲は、これまでの自分たちの曲にはなかったタイプの曲だけど、とても気にいっていると和也さんが紹介。どこかで聴いたことがあるような懐かしい夏らしいメロディで耳馴染みの良い曲でした。7/17に先行配信が決まっています。

アンコールでステージ上に戻ってきた和也さんが、準備はいいかい?と会場全体を煽って叫んだのは、なんと男闘呼組メドレー。短縮バージョンとはいえ、8曲というボリューム。しかも再始動後に演奏したことがなかった「ROSALINA」も入っており、ファンは大喜びでした。

メドレーの曲のつなぎも工夫が凝らされており、より会場が一体となることができました。1曲目のPARTYは和也さん「Ah」という色っぽい声で締めたかと思えば、自分勝手のラストは、メンバーは歌わず会場のみんなの「自分勝手!」という掛け声が響き渡りました。「GIMMIE A BREAK」でも同じような演出があり、メドレーに一緒に参加できている気持ちになり、また男闘呼組の楽曲を会場全体で歌うことができた感動にひたっていました。

去年のLAST LIVEでは本編が男闘呼組、アンコールにRockonの曲がセトリパターンとして定着していましたが、今年のRELADED TOURはその逆パターン。まさしくreloadedとなったツアーなのだと感じました。これからどんな形で進化し、武道館の日を迎えるのか、約2か月間のツアーを通して体感できることを楽しみにしたいと思います。

<ライブメモ>

・4人がこうしてかっこいい曲を演奏できているのはソングライターの呼人がいるからだ!と和也さんが叫ぶ。まだまだすばらしいのあるよ!とどや顔で紹介する和也さん。本当にすばらしい曲でした。

・男闘呼組メドレー行くぞ!と和也さんが叫んだ時が最も会場のボルテージが上がった瞬間でした。

・summer of loveに入る前に、床を足でドンドンと鳴らして

・夏の裸足のお供に「ヘルシーフィート」by昭次さん

・昭次さんの新CMを健一さんが「縁側で幸せそうに・・・」と評価していました

・健水は健在

・和也さんのキーは高いわ、テンションは高いわで、これからあと29ステージ、、喉がもつか心配になりました。

【セットリスト】

ポイントちょーだい
ザ・ファイター
Foxy Lady
ヨッテタカッテ
Breaking News(新曲)
天照ラス(新曲)
Sweet Devil Woman
Te querra mucho
Rolling Thunder Baby
LIFE
GO TO HELL
I♡R&R
花火と君
Summer of love(新曲)
-アンコール-
男闘呼組メドレー
TIME ZONE

※男闘呼組メドレー
Party
Rollin' in the dark
Back in the city
自分勝手
GIMMIE A BREAK
目で見ちゃダメさ
ROSALINA
Angel

Loading

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