2022/4/1 成田昭次ソロライブ「犬も歩けば棒に当たる」レポ(1部中心)

コロナ禍、天災、紛争・・・今日という日が明日以降も当然に迎えることができる保証がない先行きが見えない毎日の中で、この日を無事に迎えることができてほっとしていました。

雑念がひしめく状況でライブに向かう気持ちの準備があまりできていない中、ライブは開始しました。

1曲目はまさかの「IN THE RAIN」

ロクデナシに収録されている楽曲は、ほとんどライブで歌われていないと思いますので、とても貴重でした。

3曲目まで歌い終わったところで「戻ってまいりました~成田昭次です」という発声でMCがスタートしました。

あ~、本当に帰ってきてくれたんだな~と、感慨深かったです。

MCは昔から苦手。それは今も変わらないですけれど、一生懸命話をしようとしてくれた姿がとても愛おしく感じました。

頑張りすぎて、終演が20分以上おしてしまいましたが、それもよい思い出になる復活ライブ1発目だったと思います。

セトリは、男闘呼組時代からwhat's、新曲と、過去から現在に向かった時間軸で構成されています。

ギターの技術的なことはあまり詳しくないのですが、激しいハードロックのエレキギターのフレーズについても、かっこよく弾きこなしていて、ステージに立つために血の滲む努力をしてきたのではないかと感じました。

私たちがほれた高音ハスキーボイスも健在。哀愁漂う歌声が私たちの心を鷲づかみしていきます。一部の曲で使われたファルセットもたまりません。。。

あいだがあっても、こうして応援してくれる人、支えてくれる人がいることは、自分が音楽をやっていくことへの自信にもつながる、本当にありがたいこと、感謝していると語ってくれたように、終始感謝の気持ちを伝えてくださいました。

「今日はまだ始まったばかりですが、また気持ちを奮い立たせて、音楽への情熱を呼び戻していきたい。十年以上のブランクがあったにもかかわらず、皆さんにこうしてライブに来てもらえた。感謝の気持ちでいっぱいです、これからやれるところまでやっていきたいと思うので、今後ともよろしくお願いします!」というメッセージで締めくくりました。

これからも音楽活動を頑張っていきたいという意気込みが聞けてとても嬉しかったです。

久しぶりのソロライブですので喉を傷めないよう気を付けて、大阪公演まで全力で駆け抜けてほしいです。

昭次さんの新たな一歩が確実に踏み出されたのだと確信できる感動的なステージでした。


以下、印象に残った楽曲2曲について少し感想めいたものを記録しておきます。

<After rain>

昭次さんがお兄さんのことを想って創られた楽曲。雨上がりの優しい空気を思い起こさせるオルガンの音色が心地よい前奏です。

2009年11月の雨の日

亡くなられたお兄さんのことについて、家族としてどのように気持ちを整理しているのかとても気がかりでした。

2021年7月のLittle Black Dressのbillboardライブのゲスト出演の際に、お兄さんのギターで演奏された時から、お兄さんの魂と共に音楽活動をしていこうという決意ができていたのかもしれません。

昭次さんは、自身の苦しみを音楽で表現することで悲しみをやさしさに昇華したり、1つひとつ様々な感情を乗り越えていけるのかなと感じました。私たちは、音楽を通じて昭次さんの心の機微に触れ、時に苦しくも切ない感情を抱きながら、昭次さんの心を少しだけ感じることができるのかもしれません。

「振り返ることを受け入れた時、雨音は消え光る」

<パズル>

男闘呼組とデビュー同期の元ジュンスカの寺岡呼人さんが、今回のライブにゲスト出演すると決まった際に、ぜひ1曲提供したいと申し出をされたことがきっかけで完成した曲

男闘呼組メンバーとファンをパズルのピースに例えて、ピースがはまった時に、世界に1つだけのすばらしい絵になるのではないかと。

若かった頃のメンバーは、きっとこんな感じだったんだろうなと想像できる、ファンにとって非常に感動的な歌となっています。

呼人さんの愛が詰まったこの楽曲は、これからの私たちの応援歌になるような気がしています。

2部では呼人の演奏する美しいピアノの前奏が流れている間、昭次さんは目をきつくつぶったり、唇をかみしめたり・・・少し感極まっているように見えました。そのせいか、わたしにとっても非常に感動的なラストになりました。


セットリスト

1. IN THE RAIN

2. 不良

3. Midnight Train

4. Going My Way

5. Bad Generation

6. やってるね

7. After Rain

8. <新曲>

9. パズル ※4/8先行配信

10. <新曲>

11. That's it

~アンコール~

12. どんでん返しのラストシーン(原曲 Help Me Please)※4/8先行配信

13. パズル(ピアノバージョン)


おまけのつぶやき

・呼人さんの赤い衣装。主役より目立ってしまった衣装も、なんだか不思議なバランスが取れていたような

・男闘呼組時代は、メンバーが4人いて自分はしゃべらなくてもいい方だったんで、隅っこで隠れていられたけど1人ではそういうわけにもいかない

・男闘呼組ってバンドを昔やっていて←うん、みんな知ってるよ(笑)

・1部のアンコールは、はけてから壁タッチして戻ってきたのではないかという素早い再登場(笑)

・男闘呼組メンバー三人が選んだ曲はそれぞれ何だったのか気になるなぁ

・配信、、今はそういう時代なんですよね?

・「ありのままの成田昭次」みんなそんなあなたが大好きなのです

・犬も当たれば棒に??

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2022/4/1 成田昭次ソロライブ「犬も歩けば棒に当たる」レポ(1部中心)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    初めまして。配信組だったので会場での様子、一部の時の様子を知れてとても嬉しいです。昭次さんがいつか戻ってくるその日を信じ、陰ながらずっと応援してきて本当に良かったです。想像以上のパフォーマンスに幸せな一時でした。レポ拝見させて頂きどうもありがとうございました(*^^*)

  2. まる より:

    配信組でしたが、昭次さんや皆さんのパフォーマンスに酔いしれました‼︎セットリストが大好きな曲ばかりで嬉しかったです。って、どの曲も好きなんですけど(笑)生昭次さんはきっと凄かったんでしょうね一部での様子を知ることができて嬉しいです(*^^*)ありがとうございました!

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