台風が逸れ安心していたところに、東海道新幹線が走る静岡で線状降水帯が発生してしまい、朝から新幹線が5時間以上もストップ。会場行きを諦めざろうを得なかった方、ライブに遅れてしまった方、たくさんの方の無念を思うと複雑な気持ちになります。
ライブの参加が16日のみという方もいらっしゃることを考えると、悪天候を恨むしかない。。。という気持ちになりますが、すばらしかったライブの様子を少しでもシェアできればと思います。
(ネタバレがありますので、ご自分がライブに参加するまで内容をお知りになりたくない方はご注意ください)
ステージは楕円状で北側の客席にも見えるように後方に高い台がありました。大きさは異なるものの、モニターは全方向に配置されており、誰かしらの様子はモニターで確認することができました。
1曲目が「TIME ZONE」で非常に驚きましたが、そのままの勢いでシングル曲を立て続けに演奏したことに度肝を抜かされました。
ライブ前半で、55歳の誕生日だった耕陽さんが、バク転を披露するというシーンがあり、いや絶対にできないでしょう、と思いながらも、ホントにバク転しちゃったらどうしようと本気で心配している自分もいましたが、やるふりだけだったので心底安心(笑)
昭次さんにはムーンウォーク、健一さんにはロボットダンス、和也さんには少年隊をそれぞれやるように指示を出し、半円形のステージの真ん中で3人がそれぞれダンスを披露しました。その姿を見た時、そういえば、みんなジャニーズ事務所所属だったことがあるんだよな。。。と再認識しました。(和也さんが一番踊りが上手でした。)
久しぶりに聞く「LONELY」と「不良」、そして「みはり」
初めて聞いた「MEN’S BUGI」
男闘呼組色の強い楽曲で、さらにハイテンションになっていきました。
これまでのライブは13曲くらいの演奏だったのですが、LAST FOREVERは念願の20曲超えで、たっぷり男闘呼組の曲を堪能できました。
アンコールのラストは「終わらない魂」
ダブルアンコールはアコギでの「FOREVER」
どちらもファンからの人気が高く、ライブでやってほしいと思っていた楽曲でしたので本当に嬉しかったです。特に終わらない魂は、まさに自分たちの気持ちを歌っている、歌いたかったのだと思います。会場みんなで「ららら~♪」を合唱することができ感動でした。男闘呼組スピリッツは、彼らの心の中にあり続けるのだと思います。
アンコールはヘッドセットで登場。ヘッドセットになったことにより、歌いながらステージ上を自由に動き回れるようになったことで、4人の姿が少年御三家のライブ映像で見ていた4人とシンクロする瞬間がありました。上半身裸にマント風のコートを羽織っている和也さんは、遠くから見ると20代の姿と見間違うほどでした。
ライトと炎の演出もすばらしかったです。
Burn itでは、何度も炎が結構激しく噴出していたので、大丈夫なはずと思いながら衣服への着火がとても心配になりました。。(そして相当熱かったはずです。)
Midnight Trainでのライトはギターの合わせて美しい演出となっています。ホールツアーではアコギバージョンだったので、久しぶりに原曲アレンジを聞いて新鮮でした。もともと美しい曲ではあるのですが、ライトの効果と和也さんと昭次さんの情感豊かな歌声でより美しい光景になっていました。
そして「終わらない魂」へ
昭次さんがステージの中央に出てきて歌っている姿を見ていると、男闘呼組はこのまま永遠に続くのではないかと、「解散」の2文字はどこかへ飛んで行ってしまうような気持ちにさせられました。
最後の挨拶では、健一さんが涙でしばらく沈黙になってしまうシーンがありました。大きな武道館のステージの真ん中で、お客さんでいっぱいになった客席を見つめて、これまでの長い空白の時間に想いを馳せていたのかもしれません。くるっと振り返ってタオルで涙をぬぐった後は、いつもの健一節が炸裂でした。
和也さん「30年間休んでいたけれど35年間男闘呼組をずっと忘れたことはなかったです。最後にこうしてみんなの前に帰ってこれて本当に幸せです。みんな愛してます!ありがとう!」
健一さん「男闘呼組LAST FOREVER 一緒に過ごせて幸せです。去年再始動して1本1本ライブをやり続けて初の男闘呼組の武道館公演が最初で最後の公演になりました。この日の丸の下でみんなで集まって俺たちの音楽で一つになれるこの時間・・・大事なのは、ここから先のことです。ここでこうしてみんな生きているということ自体が奇跡で幸せなことなのだと実感しています。自然には勝てない、でも戦争には勝てる。今日はありがとね。
昭次さん「30年ぶりに再始動したにもかかわらず、こんなにたくさんの男闘呼組ファンの皆さんと再会できたことが何よりも幸せです。約30年ぶりに男闘呼組が再始動して、またこうして27年ぶりに名古屋で再会して、そこから3年して、まさか武道館で再始動の集大成を迎えることができるなんて、みなさん一人ひとり、メンバー一人ひとりの、スタッフ一人ひとりのパワーが集まって武道館に到達することができたと思います。男闘呼組を愛するすべての人に感謝します。ありがとうございます。まだこの先も、せっかくこうして50代になってまた音楽を始めることができたので、この先、形は変わるかもしれないけれど、男闘呼組スピリッツは永遠に続きます。このスピリッツを引き継いで、これからも俺たちは音楽を50、60喜んで、70、80はハッピーで90、100はパラダイスでみんなと一緒に音楽を奏でます!素晴らしい時間をありがとうございます。愛してます!大好きです!もう離しません!(エアハグ)」
耕陽さん「55歳の誕生日をこんな大勢の人に祝ってもらうなんて人生でそうないことと思います。本当にありがとうございます。4月からLAST LIVEというツアーで全国を回ってきました。お客さんにあたたかく迎えてもらえて、こんなに待っていてくれた人たちがいたんだなと思うと、30年もほっといて本当にすみませんでした!男闘呼組という名前で音楽をするのは最後になってしまうけれど、30年待たせた分、別な形で返していこうと思います!」
ダブルアンコールではまさかのアコギバージョン「FOREVER」
音程をとるのが難しい曲なのですが、これをほぼ伴奏なしの状態で歌い切るのは大変だったろうと思いますが、感動的なハーモニーで締めくくってくれました。
終わらない魂⇒FOREVERの流れは、まさに男闘呼組スピリッツが永遠に終わらないことを示してくれるセトリでした。
ラストはステージ後方の台に4人が一列に並んで階段を下りていく形で終演。その瞬間、男闘呼組はもう少しで終わってしまうという現実を突きつけられ、涙が溢れました
終演後、モニターにこれまでのライブ写真がダイジェスト版のような形で流れるので、ぜひ見終わってから席を立ってください。これまた感動的な仕上がりになっています。
男闘呼組LAST FOREVER セットリスト
1.TIME ZONE
2.CROSS TO YOU
3.Don’t Sleep
4.自分勝手
5.MEN’S BUGI
6.Party
7.YO-YO
8.BACK IN THE CITY
9.ロックよ、静かに流れよ
10.ルート17
11.Rollin’ in the dark
12.LONELY
13.不良
14.みはり
15.秋
16.Rock’in my soul
17.Burn it
18.翼なき疾走
19.DAY BREAK
(アンコール)
20.Stand Out
21.Midnight Train
22.終わらない魂
(ダブルアンコール)
23.FOREVER